MAGIの想い

私がマーケティングの世界に身を投じてから、早20年が経ちました。 Web黎明期の熱狂から、データドリブンな現代まで。その半分の10年間は、SalesforceやMA（マーケティングオートメーション）という、最先端の武器を扱うことに費やしてきました。

しかし、私がそのキャリアの中で最も学んだことは、成功のノウハウではありません。 「どんなに優れたツールも、扱う人の『心』と『設計図』がなければ、ただの箱に過ぎない」という、痛烈な失敗体験です。

大手企業でのプロジェクトや、ベンダーとしての支援の現場で、私は何度も同じ光景を見ました。 部門間の壁に阻まれ、データは連携されず、現場は疲弊する。 「集客数は増えたが、売上は変わらない」「ツールを入れたが、使いこなせない」。

論理（データ）だけでは、現場の人間は動きません。 情熱（想い）だけでは、ビジネスの荒波は乗り越えられません。

必要なのは、この矛盾する要素を統合し、「正しく、かつ人の心を動かす決断」を下すためのシステムです。 その答えとして私が辿り着いたのが、屋号である「MAGI」の概念でした。

MAGIという名は、アニメーション作品「エヴァンゲリオン」に登場する、3つの異なる人格を持つスーパーコンピュータに由来します。 これは、複雑化する現代のマーケティング課題に対し、私が提供する「3つの視点」そのものです。

MELCHIOR（科学者としての自分）：論理とデータ

「データは嘘をつかない」 Web解析士としての分析力と、10年に及ぶSalesforce/MAの実務経験。 科学者のような冷徹な目で事実を見つめ、感情や憶測を排した「論理的な最適解」を設計します。 今の貴社に必要なのは、曖昧な精神論ではなく、数字という共通言語です。

BALTHASAR（母としての自分）：育成と愛

「貴社の自立こそが、私の願い」 私は、ただ答えを教えるだけのコンサルタントではありません。 時に厳しく、時に優しく。まるで子供の成長を見守る母のように、貴社の担当者を育て、組織に伴走します。 目指すのは、私がいなくても回り続ける「自走する組織」の構築です。

CASPER（女としての自分）：直感と美意識

「理屈を超えて、人は感情で動く」 ヴィンテージカーのエンジン音に耳を澄ませ、気まぐれな猫と暮らす中で磨かれた感性。 銀のイルカのように華やかに、そして人間臭く。 データだけでは捉えきれない「人の心の機微」や「美意識」を戦略に吹き込み、顧客の心を掴むストーリーを紡ぎます。

「点」ではなく「線」を描く、全体設計力

Webサイト、SNS、広告、そしてMAツール。 多くの企業ではこれらがバラバラの「点」として存在しています。 MAGI（MELCHIORの視点）は、これらを一つの「線」として繋ぎ合わせます。全体俯瞰的な視点でデータの流れを設計し、無駄なコストを削減しながら、売上に直結する最短ルートを構築します。

「代行」ではなく「定着」させる、育成型支援

「コンサルがいないと何もできない」「ベンダーしか経緯を知らない」。そんな依存体質からの脱却を支援します。 MAGI（BALTHASARの視点）は、貴社の社内リソースや文化を深く理解し、現場が無理なく運用できる体制を作ります。 知識をブラックボックス化せず、貴社の資産として定着させることが、私のプライドです。

現場と経営をつなぐ「翻訳者」としての存在

経営者の語る「理想」と、現場が直面する「現実」。この乖離こそがプロジェクト失敗の原因です。 MAGI（CASPERの視点）は、経営者の言語を現場の実行言語に翻訳し、現場の泥臭い悩みを経営判断の材料へと昇華させます。 双方の痛みがわかる私だからこそ、組織のハブとなり、プロジェクトを推進できるのです。

ビジネスにおける決断は、孤独なものです。 だからこそ、貴社の隣には、冷静な判断を下す「頭脳」と、熱い想いを共有する「心」の両方が必要です。

この3つの人格（システム）が矛盾なく統合された時、ビジネスは最強の意思決定を下すことができます。 MAGIは、御社のためのそのシステムとなり、迷いのない未来へと導くことをお約束します。

オーダーメイドされたマーケティング戦略

商品やサービス、事業規模によって合う合わない、できることできないことがあります。

MAGIが提供するのは貴社の強みや弱みを分析するだけではなく、社内リソースも加味したマーケティング戦略です。

Webサイトのこと、SNS運用のこと、コピーライティングのこと・・・今困っていることを何でもお話ししてください。
そして、商品やサービスへの想いをお聞かせください。

時間内で営業は一切いたしません。ご希望の方のみコンサルティングプランを紹介いたします。